いとをかしんぶん

しんぶんとは名ばかりの不定期更新いとをかし

 危険な時報 〜無理な命令に振り回されるふたり

プッ、プッ、プッ、ポーン!

ただいまから ○時○分○秒をお知らせします。

 

・・・今は、ただいま〜のところに

「午前」「午後」が入ってるそうですが

私が子どもの頃の117の時報サービスでは

「ただいまから」と言ってました。

 

NTTでもなかったもんなぁ。

日本電信電話公社?(笑)

 

とにかく「ただいまから」と言うからには

アナウンスされたあとの「ポーン!」が

「○時○分○秒」なのです。

 

ところが私は、なぜか勘違いをしてました。

 

プッ、プッ、プッ、ポーン!

ただいまから ○時○分○秒をお知らせします。

 

ここでアナウンスされる時刻は

その前の、ポーン! の時刻なのだと

ずっと信じ込んでいました。

 

つまり私は世界より、

10秒早く生きている子どもだったんです。

 

時代の最先端を走っていたのかしら(笑)

 

父親は私に万引きをしろと命令した

 

さて、どうしてそんなに時報が気になるかというと

私の父親はアル中のくせに、何故か異常なまでに

時計が正確でないことを嫌う人でした。

 

またしては、受話器を手にとり

117時報サービスのダイヤルを回すのです。

 

時計が遅れるのは、電池が弱ってるからや!

と乾電池のおつかいを頼まれるのが

いつもイヤでたまりませんでした。

 

「単一乾電池を4本買うて来い!

 釣りは、駄賃にやる!」

 

と気前の良いことを言うのですが

100円以上握らされたことはありません。

いくら昭和の頃の話とはいえ

100円では、単一乾電池4本、買えません。

 

「足らへん」

 

フツーの親子関係ならこう言えばいいんでしょうが

んなこと言ったら、たちまち暴行祭りです(苦笑)

 

単一乾電池を差し出さなければ

それはそれで、やはり暴行(以下ry)

 

仕方なく私は、万引きをするようになりました。

父親から、無理なおつかいを頼まれたとき限定で。

(あれから40年・・・もう時効かな。

 当時のスーパーさん、ほんとすみませんでした)

 

これ、ホントにイヤでイヤで。

いっそ誰かに見つかって、

怒られた方が良かったとも思うんですけど

スーパーで近所のオバチャンに会っても

 

「あら、おつかい? えらいわね〜〜」

 

と褒められることはあれど

疑われることはなかったのです。

(まぁ、スルーしてくれてただけかもやけどね)

 

 

ある日、いつものように

時計を秒針までピッタリ合わせた父親

機嫌が良かったのか

私を電話のところまで呼び寄せました。

 

「時報、よう聞いとけよ〜〜?

 この時計、ピッタリやからな!」

 

プッ、プッ、プッ、ポーン!

ただいまから ○時○分○秒をお知らせします。

 

・・・大人になった今なら

「?」と思っても、適当に合わせることができます。

 

でも、子どもだった私は

父親の恐さを充分すぎるくらい知っているくせに

アカンことを口走ってしまったのです。

 

「この時計、10秒遅れてる!」

 

・・・この日はいつもの祭りよりも

なぜか激しい暴行祭りとなりました。

 

おそらく父親の幼少期に

時刻にまつわるトラウマがあるのかもですが

当時、子どもだった私はそんなん知らんし

ひたすらに恐ろしく痛く悲しく悔しい

そんな一日になってしまったのでした。

 

母親は彼に理不尽な命令をした

 

ウチの元嫁(ソウルメイト彼氏)が

小学生の頃に母親が家を出てしまい

中学生になってすぐくらいに

彼の父親は再婚しました。

 

最初はフツーのオバチャンだと思っていたのに

結婚後1ヶ月もたたないうちに激変したそうで。

 

とにかくなんでも、命令口調

 

「これしなさい!」

「あれなんでしてないの!」

「早くしなさい!」

「なんでできないの!!」

 

命令が聞き届けられないと

ヒステリックに叫ぶ、モノを投げて壊す。

 

中学生の彼にとっても相当ストレスだったでしょうし

まだ幼い妹さんもいましたから

本当に理不尽で恐ろしい思いをしたんだろな、

と思います。

 

あ、実は私にも、弟がいます。

 

お互いに、小さな異性の妹弟を守るため

自分自身の感情は殺すしかなかった。

ときには身代わりに、

自分自身が矢面に立つことも厭わないふたり。

 

こんな共通点、イランのにー(笑)

と思うんですけど、まぁこれも

ソウルメイトだと気付けた一因ではあります。

 

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