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いとをかしんぶん

しんぶんとは名ばかりの不定期更新いとをかし

 家族という名の地獄 〜父親から逃げたい私と母親に逃げられた彼

2012年1月1日に開設した

元祖めちゃめちゃ陰気やで〜シリーズ

「たとえ親に愛されなくても」

というブログ(現在は閉鎖しています)

 

確か第一話に書いたのが

このエピソードだったと記憶しています。

私自身がハッキリと

 

家族という名の地獄に堕ちた

 

と自覚した瞬間のこと。

 

父親から逃げたい私

 

その日は家族揃って、とある百貨店に出かけていました。

都会の百貨店の回りは交通量も多く、またなにより

どちらを見渡しても、ものすごい人混みです。

 

気をつけていないとすぐに人にぶつかるし

空気は悪いし、なんだかすごくうるさいし

家族でおでかけうれしいな♪ などという気分は

おそらく物心ついた頃から持ち合わせていません。

 

父親 = 目が合えば殴りかかってくる人

母親 = 守ってくれない人

 

という認識なのですから、

おでかけうれしい♪ になるハズもありません。

 

ああ、それにしても足が痛い。

実はクツがずいぶん小さくなっていました。

まだ小学校に上がる前でしたが

それを親に言うと不機嫌になる、ということを

なんとなく感じ取っていました。

 

新しいクツを買うのには、お金が必要だからです。

 

父親の前では何も言えないのに

父親がいないときには

 

「お金がない、お金がない」

 

と繰り返す母親に

クツを買ってとは言えませんでした。

 

疲れた。

とうとう私はだまって、道ばたに座りこみました。

クツを脱ぐと、足先がフワッと軽くなります。

それはもう、ものすごい開放感。

 

(ああ、ラクチン♪)

 

そう思って周囲を見渡すと・・・

 

家族の姿が見えません。

 

横断歩道の手前で座り込んだので

おそらく先に信号を渡り切ったのでしょう。

 

フツーの子どもやったら、泣くんやろな(笑)

 

私は家族の姿を見失ったと気付いた瞬間

さっきクツを脱いだときよりも

はるかに幸せな開放感につつまれました。

 

(やった! これで、あそこから逃げられる!)

 

冷静に考えれば、それでどーやって

生きていくつもりやったんや、と思うんですが

そのときはもうワクワクが止まりません。

 

(やった! やった! やった!)

 

私は脱いだクツを両手にもって

大きく伸びをしました。

 

・・・と。いきなりうしろから

クツを持った手をつかまれました。

 

振り返るとそこには、鬼がいました。

なんの前触れもなく、平手打ちがとんできます。

 

「何をやっとんじゃぁ!」

 

往来のみなさんもドン引きですわ(苦笑)

父親に殴られた私は、小さな声で

 

「足・・・痛かったから・・・」

 

とうつむいたままつぶやきました。

 

すると今度は、母親が鬼に怒鳴られます。

 

「オマエが気ぃつけてクツ買うてやらんから!

 まるでワシが金を渡してへんみたいに

 思われるやろが! ボケェ!!」

 

いや、まるでって(笑)

実際、充分に渡してへんからこーなるわけで。

 

そして私はこの瞬間、自分の人生を悟りました。

私はもう逃げられないんだ。

このままこの鬼に殴られながら

死ぬまで苦しむことになるんだ・・・と

生きることをあきらめてしまったのでした。

 

母親に逃げられた彼

 

で、不思議な偶然なんですけど

私は父親から逃げたかったのに

ウチの元嫁(=ソウルメイト彼氏)は

母親に逃げられてしまったのです。

彼がまだ小学生だった頃に、

家を出ていってしまったそうです。

(その後、お父様が再婚なさって

 さらにいろいろなことが起こりますが

 それはまた記事をあらためて・・・)

 

異性の親から逃げたかった

 

異性の親に逃げられた

 

これも、ソウルメイトだと気付いた

きっかけのひとつでした。

 

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